本当の自分、悲しみ
おれは15歳前まで、人見知りはあったが、人の前でウケを取ることを生きがいにしていた。
小6の時はフィーバーだった。
計画的ウケではなく、思いつきのその場限りのウケを狙っていた。
いつからこんなにつまらない人間になったのだろう。
大学生の時も、ゼミの演習などでウケを狙ったが、一回だけヒットして、懐かしい感覚になった。
あの時は薬も飲んでいなかった。
病気などで、全てが崩れ去るなど悲しすぎる。
最近、お酒もまともに呑めなくなった。
気持ち悪い味がするのだ。なぜかわからないが、前のように気持ち良く意識が遠のくまで呑むことができない。
薬の影響なのだろうか。
22の時、橋から飛び降りようと頭にかなりよぎっていた。
酔っ払っていたのもあるが、間違いなく死ぬ高さだ、もう少しアルコールが回っていたら、もしくはその気持ちが強かったら、飛び降りていただろう。
25の時、休職した時、会社から飛び降りるか、橋から飛び降りるか、迷った。
どちらも致死の高さだ。
なぜ生きているのかわからなくなった。
孤独だった。
幼いときから一緒にいた3人が居なくなってしまったからだった。
孤独ゆえに、他人にそれを求めた。
社会は厳しかった。
皆、家庭のことで精一杯の人たちばかりだ。
死にたくて、死にたくて、アルコールやタバコで死ねばいいと思って、過剰摂取していた。
死ねなかった。
適当に女の子に声をかけたりもした。
唯一ついていてきてくれた子は、私よりひどい精神病だった。
それに気づいたのは体調を崩した5月
死にたくなった、何もかもいやになった、
運がなかった、それでは死ぬしかない。
なぜこうまで運がないのだろう、ゴミのようなことばかりだ、死にたくなる
友達には恵まれた。なぜこのような運のない、ゴミのような人間と関わっているのだろうか、それはあなたたちが優しいからである。
それ以外は何もない。
私はゴミだ。
人を見る目がない、自分に自信がないからだ、通常なら見抜けるはずのことも自分に自信がなさすぎて、判断することができない。
普通なら回避できることでさえ、回避できない。
ゴミだ。