夕日を浴びて
昨日は2時頃に寝て、15時頃に起き上がった。
昨日は軽くお酒を飲んでしまった。
起きるのが遅くなるのを無意識に狙っているのかもしれない。
寝ている間は何も考えなくて済むから。
下手な思考を繰り返すことで、おかしい頭がより一層、おかしくなってしまいそうで。
30分程ウォーキングをした。
義務的に。
腹筋30回と腕立て10回を行う。
孤独感に苛まされている。
家に居れば、誰かしら家族がいて、話し相手もいる、そのような環境の中で23年間過ごしてしまった。
24から明らかに環境が変わった。
こればかりはどうすることもできない。
仕事をやっていようが、他人にそれを求めようが、どこを歩いても、遊んでいても、孤独が消えてくれることはなかった。
どうすることもできない。
勉強をした方がいいが、集中力がない。
「なんでだよ」
あいつの言葉が蘇る。
21だったおれたちは、とある駐車場で、酔っ払って泣いていた。
「なんで、おれと弟だけ、なんでだよ」
中学校の同期だ。
親父が中2の時、自殺して、大学に行けなかったと言っていた。
父を失うのと、母を失うの、自殺か、病死か、それぞれによって多分何かが違うのかもしれないが、誰かを失う悲しみだけは理解できた。
「お前が母親の葬式に来てくれて、嬉しかった。」
おれは意味不明なことを語り出した。
「おれも大学には本当は行けなかった。あまり知られていない奨学金のオーバーラップ制度を使った」
入学金の7割を合法的手段で用意したが、それ故に背負った借金は莫大である。
「利子込みで約800万近い借金。お金ないとこうなる、おれの前いたアパート知ってんだろ」
彼は正気に戻った。
「大学やめんじゃねーぞ、やめたら、ただじゃおかねーからな」
「やめねーよ」
そうだったな。
仕事を焦っているのは、たぶんこれの影響が大きい。
利子がつく前に返済できる方法を奨学金を借りている同期から教わった。
800万返すのと、利子がまだ低いうちに600万返すのとでは、かなり違ってくる。
返済して、普通に過ごしていきたい、それが願望なのかもしれない。